宅地の評価方式の中で、路線価方式とはどのようなものでしょうか。

 

道路に接している標準宅地の1㎡あたりの1000円単位の価額、すなわち路線価が付けられた地域の宅地の評価を行う際には、その宅地の接している路線の路線価を基準として、以下の1~5の順番通りに評価することとなります。
1.側方路線影響加算額:側面路線価X奥行価格補正率X側方路線影響加算率
2.正面路線価の奥行価額補正:正面路線価X奥行価格補正率
3.二方路線影響加算額:裏面路線価X奥行価格補正率X二方路線影響加算率
4.評価対象宅地の1㎡あたりの価額:1+2+3
5.評価対象宅地の評価額:4X面積

*加算率や補正率は、路線価図に記載された地区などに対する率が決まっています。その奥行価格補正率などの調整率の表は、国税庁のホームページに載っています。また、2つ以上の異なる地区の路線に面する宅地の正面路線はその地区に対する率が適用されます。
*正面路線は、その宅地に面する路線価に、奥行価格補正率をかけた金額の高い方の路線になります。また、2つ以上の異なる地区の路線に面する宅地の正面路線は、各路線価に各路線の地区に適用する奥行価格補正率をかけて算出した額数を基に判断することになります。この価額が同額となる場合は、路線に面する距離の長い方を正面路線にします。

対象の宅地がL字のように、裏面路線や側方路線に宅地の全体ではなく一部が面している場合の側方路線影響加算額は、以下のような調整となります。

Ex1)側型路線と接している部分の長さがA、接していない部分の長さがB、
裏面路線と接している部分の長さがD、接していない部分の長さがCの場合
*側方路線影響加算額:側型路線額X奥行価格補正率X側型路線影響加算率X{A/(A+B)}
*二方路線影響加算率:裏面路線価X奥行価格補正率X二方路線影響加算率X{D/(C+D)}

Ex2) 側型路線と接していない部分の長さがB、接している部分の長さがA、
裏面路線とは一部ではなく、全線と接している場合
*側方路線影響加算額:側型路線額X奥行価格補正率X側型路線影響加算率X{B/(A+B)}
*二方路線影響加算率:裏面路線価X奥行価格補正率X二方路線影響加算率

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